フィルムカメラへの回帰

 少年時代は忍耐のカメラ修行でした。

しかし、曲がりなりにもモノクロ(モノクロニウスの語源の一部)フィルム現像、引き延ばし現像までできるようになった。
就職したらカメラも買い替え?なんて甘くはありません。 現像環境がなくなったので、DPEを利用するためカラーネガにステップアップ! 中古だが憧れのコンタックスRTSにワインダーまでつけた。
レンズはツアイスなんて高嶺の花でなかなか手が出ないが、なんとかゾナー135F2.8を手に入れた。 他はサードパーティーでお茶にごし(^-^;

だんだん撮影に出かけることが少なくなり。 記念写真が増えてきた。 当時流行りだった多機能コンパクトサムライに乗り換えた。 さらにパスポートサイズハンディカムCCD-TR55に乗り換え、以降はビデオになった。 

時代は流れスチールもビデオもデジタル時代になっていた。 遅まきながら中古コンデジでスチール復帰を果たした。 

2010年夏某テーマパークにて夜間撮影で、フィルムバカちょん完敗した。 コンデジではだめだ(*_*) 高性能コンデジの導入を決めたが、手っ取り早い方法があった。 

すでに恐竜化しているフィルム一眼に切り替えるのだ(^-^; いろいろ検索し知りうる限りの知識を総動員した結果、レンズはマウントアダプタでMFに限るが色々使えるほうが良い。
フォーマットは35ミリがベストだが、いずれは中判も導入する。 カラーネガで自家現像しスキャナーでデジ化する。 基本方針をもとにEOSの上級機を探し始めた。 
たどり着いたのはEOS5


EOSを選択したのは、レンズマウントがレンズ遊びに適していたことと、後にデジタル移行する際にレンズ資産を継続しやすいこと、あと当初35ミリではなくAPSカメラを検討していたことも一つの理由だった。
EOS IXE
しかし、APSは規格自体が終了宣言されたので一応カメラは抑えたが、移行することはなかった。

EOS5はEOS-1の下位機種として販売された。
最大の特徴は視線入力によるAF動作が可能となったことだろう。
ファインダー内の5点ある任意のマークを見つめることでマークにあたる部分にピントが合う仕掛けだ。
また、強力なモータを内蔵しており2CR5リチュウム乾電池で毎秒5コマの連続撮影ができる。
EOS-1譲りのマルチモードAEと1/8000秒の高速シャッターも健在である。

このカメラは実用機としてEF35-105レンズ付きで1300円ほどでオークションにて手に入れた。
トキナーのワイドズーム19-35を追加した
EOSを選んだ理由はいくつかあるがレンズマウントもその一つだ。
マウント口径が大きくフランジバックが短いためマウントアダプタを使用して、他社用のレンズを装着する、所謂レンズ遊びができる。
レンズ遊びはやはりニッコールでしょう


非AiのニッコールオートQ200mmF4と同じく135mmF2.8を手に入れた。

古いレンズだが流石にニッコールだけあってキレがある。

ミラーレス黎明期だったのでFD・FLレンズも格安だったので、数本集まった。
マクロ限定だが明るいレンズなので、ボケが素晴らしい。

ニッコールQ-AUTO200mmF4
フィルムの現像処理がまだ未熟だったので質が悪いですが 、キレの良さは抜群なのが解ります。


こちらはFD50mmF1.4のマクロ撮影
スキャナのテストや処理の研究のため色合いをかなりいじった画像なので、オリジナルではありませんが、画質そのものは温存されています。
これが引き金になりカメラ地獄に落ちていきました。 1年ほどたった2011年末には

この通り(^-^;
もう病気です

フィルム一眼に復帰するにあたり、問題になるのが現像処理です。 かろうじて巷にも現像してくれる親切なプリントショップや、現像所取次店もありますが、本格的に写真やるなら相当量のフィルムを使うことになります。 

フィルムも巷のショップでは1本500円とか平気でしてます。 現像もプリントなしで1本500円程度ですから、1本当たり1000円として、24枚撮りなら1枚当たり40円も掛かります((+_+)) 

プリントは気に入ったモノだけでも良いが、どのみちパソコンに取り込まないとネットにアップもできない。 そこで自家現像とフィルムスキャナを導入することになります。 

カラーネガ現像には「ナニワ」「カラーキット」という便利な処理液キットがある。
現像タンクや小物も必要になる。
情報を集めると「ダークレス」という簡易現像キットがある。 むかし、使ったことがあるがごく簡易にフィルムの処理ができる。
ただし、富士フィルム謹製で「ネオパンSS」専用ということになっている。 これに先の「カラーキット」を組み合わせカラーネガ処理をしている先人がいた。 

早速真似することにした

ダークレスタンクが2個あるのは現像と定着漂白を分けて処理を早めるため。 
ここから試行錯誤も大変だった。

最初のうちはこんな現像ムラでだいぶ悩まされた。 

結局のところカラーネガ特有の処理である漂白が上手く出来ないことが原因と判明する。 これは、漂白定着液に長時間漬け置きすることで解決した。 そのため一定時間処理後は別容器に移して数時間漬け込むようにしたのだ。 現像も処理液の量が小量すぎるので安定するまで数本掛けた。
もともと500cc2回分で作られるものだが、通常の方法でも10本しか処理できない。 しかも酸化や劣化の影響で処理時間を延ばさねばならず、液温も37℃と管理がむつかしいのだ。 ダークレスでは13cc以上あれば問題ないことが判明
そこで処理液を最初から小分けすることにするが、液体と粉末なので厄介である。 500÷15≒33ということで33回分に分けるのだが、
液体は200cc÷33≒6で6ccでよいのだが、粉は小量すぎて計れない。 そこでいったん細めのストローに詰め込み長さで分けるという方法を見つけてきた。
これとバッテリー補充液として市販されている純水で15ccとした。
37℃を保持するのは難しいので30℃5分の処理とした。 

これで

これでこんな感じまで仕上げることができるようになった。 しかし、まだ多少ムラが残っている。 
ちなみにスキャナーの性能も重要なポイントで機種により取り込み画像が大きく違ってくる。 最初はキャノンの2700Fだったが、これがあまりよくなかった。
エプソンのフラットベットGT-9300UFで俄然よくなった。 2700Fは色ノリが強すぎてムラになりやすかった。 

さて、漂白定着処理は500cc作って置き適量だけ使う方法にしたのだが、もともと10数本分程度の処理能力しかないのに、30本も処理していると能力低下が著しい。 そこで途中で金魚用のハイポ(定着主剤である)を補充したりしてみるが限度がある。
結局漂白定着液のみ早めに交換するが今度は現像液が余ってくる。
回数を重ねると漂白定着は通常の現像タンクを使うようになっていた。 後日買い集めた訳だ。

そうなるとダークレスにこだわる必要性もない。 しかもカラーキット販売終了の知らせも入る。 そうなると今度はラボ用の処理液を使う方向へ転換するほうが得策だ。 また、ETRの導入でブローニーの処理も必要になったので好都合である。

これで処理するとすっきりとする ETRによるブローニーフィルムでの撮影になるが

こんなにすっきりとする 6x45でフォーマットサイズで35mmの2.5倍といったところだが、画質のきめ細かさは別物ですね。

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