ヤシノン
フィルムカメラのレンズ摘出というのをいくつかやっているがだいぶ暇を持て余しているので
在庫していた「ヤシカハーフ14」のレンズを摘出した
今回のドナーはこちら
1966年に発売された35ミリハーフサイズコンパクトカメラ「ヤシカ ハーフ14」
以前にも「ヤシカハーフ17」や「ヤシカエレクトロ35」「ヤシカミニスター」などヤシカのフィルムカメラから摘出例は多い
先代ヤシカハーフ17でも 32mmF1.7 という贅沢なレンズを搭載していたが、今度はクラス最大と言える 32mmF1.4 という巨大なレンズを搭載してしまった
前年に発売された「ヤシカ リンクス 14」で 45mmF1.4 クラス最大級のレンズを搭載したレンジファインダー35ミリカメラを発売した(これも保有しているのでそのうち摘出?)その流れで生まれたと思われる
細かい作業手順などは省略するが
ヤシカカメラに関してはレンズボードを本体から取り出せばほぼ完了となる
5群7枚変形ダブルガウスの立派なレンズです
情報はありませんがおそらく富岡光学製
その後レンズ前面の化粧板とCdsを外して前玉群を外してシャッター機構部に至る
シャッターを作動させてどこを止めればシャッター開放となるかを観察し開放状態で機械的にロックする
ハーフ14はうまい具合にレバーを曲げて固定することができた
他の機種では接着剤で固定することが多かったので簡単と感じた
ハーフ17ではシャッターが絞り兼用で開放制限式だったため撤去してしまったが今回は絞りが独立羽根だったため絞りを残した
ただし、中間絞りは変形である
ハーフ17はマウントベースがギリギリM42に入らない程度だったためマウント側のネジ山を研磨することで接合に成功したが
ハーフ14ではレンズが巨大なためレンズボードとマウントベースが一体化していたためM42に入るように外径を研磨した
そのためグルーで固める工法にした
画してヤシノン32mm兄弟の出来上がりとなった
右の17レンズは4群6枚のダブルガウス左の14レンズは5群7枚で当時の F1.4 レンズの標準的な補正を施した構成と言える
その分長さが長くなっている
太さはデザイン上のものですね
肝心な写りはどうか?
こちらは32mmF1.7 ハーフ17これが32mmF1.4 開放 ハーフ14F5.6に絞ってみた、若干シャープさは増すものの異型絞りで玉ボケにならずどちらのレンズもさすが富岡製シャープさは問題ない
ボケ具合に違いが見られ14の方が2線ボケではあるが大きく柔らかめに感じる
絞ると菱形になる
最近35ミリ摘出レンズはEマウント化がデフォルトとなっている
フランジバックの関係上一眼レフには取り付けできないのとM4/3には望遠寄りとなり使用場面が限られるため
32mmだとAPS-Cでほぼ標準レンズとなり扱いやすい
一般にはヘリコイドを廃している例が多いが自分の場合オリジナリティを残すためヘリコイドまで流用している
ただし、近接対応できるよう可動範囲は広げることが多い
このレンズも無限と近接双方を拡げているため
無限遠から約40cmほどまでが調整範囲になっている














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